「色のふしぎ」と不思議な社会 川端裕人著 色覚巡る生物の多様性考察 - 日本経済新聞

赤と緑は全く反対の色のように思えるが、実は光の科学からみると極めて近い波長の色である。実際、犬や猫は赤と緑が同じ色に見えている。実は、私たち人間の中にも、赤と緑の識別が出来ない人、苦手な人が存在する。いわゆる色覚障害である。学校で視覚検査を受け、そう宣告された人は、進路や職業の制限を受けた。あるい…